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あゆ★こういうふうに、近代の芸能って、
   いまのコンピュータ業界と同じような感じなの。



新人☆マイクロソフトとかですか?



あゆ★そうよ。”マイクロソフト商法”が問題だとか、
   いまさらになって騒いでるけど
   エジソン以来の近代芸能なんて、
   ずっと前から、同じ体質を持ってたんだよ。



新人☆ううん。確かにそうですね。



あゆ★ここで、宇多田さんの話にいってもいいかな・・



あゆ★基本的に宇多田さんが出てきて、
   前に言ったことと同じような傾向が出てきちゃったのね。
   似たようなものが、多数排除されるって傾向が・・



新人☆一人勝ちですね。確かに・・



あゆ★でも、宇多田さんって、結果的に一人勝ちしたけど、でも、
   別に、マイクロソフト商法を狙ったってわけじゃなかったのね。



新人☆赤字垂れ流し合戦して、体力に劣る相手を全部うち負かして
   それで競争がなくなってから、赤字分の回収をする
   こういう作戦じゃなかったってこと・・



あゆ★それはマイクロソフトとはちょっと違うけど・・
   ロックフェラー商法とでも言うべきものなんだけど、
   でも基本は同じだし、まあいいや。
   これについては、後で話すとして・・


   基本的に実力なのよ。宇多田さんは。
   確かに、ソフトの性能で勝負していないマイクロソフトとは
   違う作戦なのは明白でしょ。
   MSDOSが、性能において他を圧倒してたから
   シェア取れたの?違うでしょ?
   第一、IBMとの契約終えて最初にかかってきた電話が
   ライバルプログラマの”おまえパクっただろ”でしょ。
   しかもゲイツはそれを否定しなかった。

   
   おまえはソース公開してるんだから、
   パクられて当然と思わなきゃ。
   創造とビジネスとはまた別。
   彼の持論はこういうことだったんでしょ。


   そして、赤字垂れ流しもしていない。
   体力劣る相手と、持久戦もしてない。
   なんたって宇多田さんのバック自体、規模が小さいんだから・・
   やろうとしたって出来ない相談だよね。
   これらから考えて、宇多田さんが
   ロックフェラー作戦も取っていないのは、明白。


   そして、中小企業みたいな宇多田さんが、
   大企業みたいなライジングを、
   二番手以下の、敗者にさせてしまった・・


   続くよ